予防歯科
予防とは
むし歯は、詰め物をしたり、被せただけでは再発を繰り返すことになります。むし歯の原因すなわち病気の元栓を閉めない限り、治療をしても、再発を繰り返すことになります。そのために原因を知り、元栓を閉めてむし歯の発症を予防することが最も重要です。むし歯はどのようにしてできるのでしょうか? 毎日丁寧に歯磨きをしているのにむし歯になってしまう人もいれば、あまり磨かなくてもむし歯にならない人がいます。むし歯の原因には主に4つあります。これらを上手にコントロールできれば虫歯を予防することができます。原因によって、予防方法も人それぞれ違います。
ムシ歯ができる原因
- 歯の質
- 歯の強さ、唾液の力など(歯並び)
- 食べ物
- 砂糖を含む食べ物、飲み物、間食の回数、いわゆるダラダラ食いをしているかなど
- 虫歯菌
- 歯垢(プラーク)の付着、ミュータンス菌がどのくらいいるか、など
- 時間
- 上の3つの要素が重なる時間
大切な歯を守るための予防歯科
ムシ歯のない健康な歯をつくるために大人の歯に生え変わる大切な時期に、お子さんの健康管理をしっかり行うことで、ムシ歯のない健康な歯、良い噛み合わせを保つことが可能です。健康できれいに整った歯は一生の財産です。当院では治療が終わりましたら、お子さんの歯を強く丈夫な歯に育てるためのプロのケアを行います。これらの治療は健康保険適応になります。
治療法について
歯磨き指導 (TBI)
小さいお子さんは、親御さんの仕上げ磨きが重要です。 染め出し剤を使用しながら、磨き残しをチェックします。
フッ素
フッ素を使って歯の質を高め、ムシ歯菌の状況を改善させることで、ムシ歯予防効果があらわれます。医院でのフッ素塗布の他に、ご家庭で行うフッ素入り歯磨剤、フッ化物ジェル、ムシ歯予防ペースト(MIペースト)をお子さんの状態に合わせてご提案しています。これらのものは大人にも効果が高いものです。
シーラント【保険適応】
奥歯に行うことをおすすめします。生えたての6歳臼歯、12歳臼歯は一番奥に位置するため、歯磨きにしにくく、ムシ歯になりやすいためです。また、乳歯の奥歯は小学校高学年まで生え変わりしません。3歳~4歳くらいの時期にシーラントを行い、生え変わりまでいい状態で噛んでいただくことをおすすめします。
複雑な溝につめられたシーラント
キシリトール
キシリトールは天然の代用甘味料です。歯を溶かす酸を抑制させ、細菌の繁殖を抑えることで、ムシ歯の発生を抑制させることが可能です。
このような症状はご相談ください
- 綺麗な歯や口腔内を維持したい
- むし歯や歯周病を予防したい
- 歯の汚れ(着色)・歯石を除去したい
- 歯石が気になる
- 口臭が気になる
- 口腔内がねばねばする
- 一度口腔内全体を診て欲しい
- メンテナンスを希望
予防について
予防のメリット
-
むし歯や歯周病を
早期発見することができる -
早期発見により、
進行を予防することができる -
早期治療により、
痛みを軽減することができる -
早期治療により、
治療費や治療期間の短縮 - 口腔内が
スッキリする -
将来的に食事や、
会話を楽しむことができる